21-31日目

学習論点

※今回は全て理論

反省、メモ

金銭債権・貸倒引当金
なんとなくイメージできるという程度だったが、読み込んでみると全く理解できていなかった。

特に、破産更生債権に関する表示について、簿記の問題では分かりやすく担保だの保証だのと記載されているが、実際の業務ではそれを見分けなければならないし、それが難しいと感じた。また、金銭債権は一般的に有価証券よりも時価評価が難しく(市場での流動性が少ないため)、そのため減損や戻入の認識が曖昧であることも学べた。

まあ、仕事で嫌ほど話聞いてたしね。
ここは非常に分かりにくいので、基準を読み込みたい。

有価証券
満期保有目的債券について、これに途中から振替えることができないということは衝撃だった。その他は途中振替はok。売買契約における有価証券の発生と消滅の認識か非常に難しいので、辞書引きながらでも解読したい。

また、最近仕事で投資有価証券の減損と時価評価を触っているが、これもなかなか難しい。税効果会計を適用すべきかすべきでないかという判断がまだできない。覚えたことは、取得価額をもってB/S簿価とすることは会計・税務同じ、ただし税効果会計を適用すべきかは税務上の簿価を超えていなければならない、ということ。減損済株式等を時価評価する場合、評価後の簿価が税務上の簿価を下回っている場合にこれが出てくる。これにどれだけ悩まされたか、、、

有価証券ではないが、配当金について、原資が利益剰余金か資本剰余金かで切る仕訳が異なることにも注意したい。

税効果会計
まだ途中だが、一時差異について前よりも理解が深まった。DTAの回収可能性がこんなにも早く出てくるとは思ってなかったなあ。また、なんとなくは知っていたが、税効果会計の主体はあくまでもB/SでP/Lは二の次。もっと読まないとと思いつつ、、、


新しい会社で仕事して1週間ちょっと、こんなにも会計が大事だとは思ってなかった。果たして落ちこぼれずについていけるのか、、、

これまでやってきた会計処理や決算業務について

前の会社でやってきた会計処理や決算業務を備忘録として纏める。

  • 販売部門関連
  • クレーム処理費関連
  • FOC
  • 海外事務所経費関連
  • NET仕訳
  • IFRS調整
  • 内部取引消去関連
  • 開示


販売部門関連
基本的には、出荷基準を採用していたため、物理部門が商品出荷を行なったタイミングで販売システムに登録(売上計上)をし、営業または販売企画が債権回収を行う。各種費用の未払計上や債権の前受も事業企画が行なっていた。

経理部では、販売システムへの登録が間に合わなかった取引のみを売上計上し、販売システムへの登録を持って仕訳を戻していた。その他、外貨建債権の評価替、その他複雑な未収未払、勘定管理(主にEXP物流費)、移転価格調整を行なっていた。

EXP物流費については、未払金勘定で管理を行なっているが、売上計上の都度計上している物流費(取引ベース)と、運送会社からの請求の支払(請求ベース)で金額がズレてしまう。(取引ベースの物流費以外にも、突発の費用も請求されるため、基本的には払いが多くなる。つまり未払金の借方残が発生。)そのズレをP/Lに振り替え、振替金額を仕向地ごとにブレークダウンしていた。例として、仕訳は以下の通り。

売上時 : 物流費 / 未払金 100 × 10 (1,000)
支払時 : 未払金 / 現金 1,200
手仕訳 : 物流費 / 未払金 200

移転価格調整は、販売部門が手仕訳を切っているのだが、システム側の整合性を確認しなければならなかった。具体的には、システムでは個々の取引に対する売上計上がされており、決済も個々の取引でしかできない。
しかし、移転価格調整はある一定の金額を売上から控除する場合があり、個々の取引とぶつけることができない。また、この調整は連結子会社のみに適用しているが、連結子会社向けの営業活動の資金決済については現金の移動は発生せず、全て借入貸付勘定で管理していたため、余計ややこしい。
そのため、調整仕訳、決済仕訳全ての確認を行い、売掛金残高があるべき姿を維持しなければならなかった。仕訳は以下の通り。

システム売上 : 売掛金 / 売上 1,000
移転価格調整 : 売上 / 売掛金 700
システム決済 : 現金 / 売掛金 1,000
決済調整ー① : 売掛金 / 現金 1,000
決済調整ー② : 短期貸付金 / 売掛金 300

海外営業部門については外貨決済が行われるため、営業部門が作成した通貨別売上予算を集計し、為替予約の予算資料も作成しなければならなかった。

あとは、ペーパーカンパニー保有の債権回収も行なっていた。仮受金勘定を用いていたが、かなりややこしかった記憶がある。

債権回収時 : 現金 / 仮受金 1,000
債権受渡時 : 仮受金 / 現金 700 (差額は売上)

まあ、何はともあれ色々させてもらったと思う。

クレーム処理費関連
クレームは会計処理こそ簡単だが、システム間の整合性を取ることに苦労した。
クレームはクレームシステム側での支払、FOC、そして海外分の支払がある。加えて、立替払も存在し、それに係る債権回収も存在する。
基本的には以下の仕訳通り。

クレーム発生 : クレーム処理費 / 現金
システム振替 : 製造原価、販管費、営業外 / クレーム処理費

何が大変かというと、製造原価に係るからである。
製造業では、原価計算というものを行なっており、これが大規模かつ決算上重要性が高いため、安易にマイナーパスをすることができない。管理会計上も、製造部門が原価低減の指標し、販売部門も自身の営業利益等の指標を見ている以上、無視できない。
原価計算は、決算日程上早い段階で行うため、プレッシャーが大きい。仕訳こそあまり切らなかったが、すごく面倒くさい仕事だった。

また、販売部門の費用の未払計上などにも係るため、非常にややこしかった。。。

FOC
FOCとは、"Free Of Charge"の略で自社製品の自家消費のことを指す。
一般に、自社製品は、外部への販売のために製造される。製品は製造されると入庫され、在庫となる。そして在庫を出荷ことにより、通常は売上原価となる。
しかし、製品を自家消費の形で出荷する場合、使用用途により計上する費目が異なる。前の会社では、在庫出荷が行われると自動で売上原価への振替が行われる。加えて、それがFOC出荷の場合には指定した費目に自動で振替が行われる。

在庫出荷時 : 売上原価 / 在庫
自動の振替 : P/L / 売上原価

しかし、FOC出荷時に費目が定まっていない場合や登録費目に該当のものがない場合は、仮払金への振替が行われる。

仮払金振替 : 仮払金 / 売上原価

このままでは費用認識せずB/Sが膨らむ一方なので、適切な費目に振り替えていた。この仕事は難しくはなかった。

海外事務所経費関連
現在こそ在外法人を設立し連結で取り込んでいるが、その昔は親会社管理の事務所を構えていた。親会社が送金し、収支報告をもらい、必要な仕訳を切り、現地の数値を決算に織り込んでいた。まあ、簡単に言うと小口現金のようなもの。
仕訳の流れは以下の通り。

外貨送金時 : 仮払金 / 現金
経費精算時 : 事務所経費 / 仮払金
他部門付替 : P/L / 事務所経費
残高精算時 : 現金 / 仮払金 (次月戻し)
為替差認識 : 為替差損益 / 仮払金

何が変かって、やはり前の会社ではとりあえず仮払金的な考えで会計処理を考えているため、ここでも仮払金が登場しているところだ。為替差損益も、仮払金残高、報告残高、経費合計の差を何も考えずに寄せているだけ。しかも、残高精算と為替差認識は四半期決算時のみにしか行なっていなかった。
2年目の4Q決算時に、残高精算の戻しを入れておらず、仮払金残高がめちゃくちゃになり、為替差損益の金額もめちゃくちゃになったことがあった。このミスで、会計を舐めちゃいけない事を学べたので、まあやってよかったと思っている。

  • NET仕訳

決算において後半で切る仕訳の中に、各種資産負債や損益のNET仕訳がある。代表的なものでは消費税や繰延税金資産・負債のNETである。その中でも、前の会社では消費税と為替差のNETを担当した。
仕訳自体は非常にシンプルだが、特に為替において、管理会計上の原価センタき損益を振り分けなければならなかった。


(続きは随時更新。。。)

14-20日目

学習論点

反省、メモ

連結会計
主に未実現利益の消去を解いた。
upとdownでの非持按分で少々手間取った。連結第2期以降は前期の未実消去の戻しを忘れがちなので、復習する。(基本的に前期分は全て実現すると考える。)

あと、たまたまMARUZENに行って立ち読みしてたら、持分法の問題があったので読んでみた。
今まで持分法では当期利益のみを投資勘定で処理すると思っていたが、しっかりと未実消去ものれん償却もしていた。連結修正を全て投資勘定でするというイメージが持てたのでまあ良かった。

貸倒引当金
CF見積法を学習。
割引と原価係数の関係を理解したし、ある程度の貸引は大丈夫そう。金銭債権で手間取らないようにしたい。

有価証券
主に理論を学習。
以下を参照。

企業会計基準第10号 金融商品に関する会計基準
https://www.asb.or.jp/jp/wp-content/uploads/fv-kaiji.pdf

会計基準が面白いので、暇があったら他の論点も進めたい。

本支店会計
久々だったが、やはりダメダメ。
支店の期末在庫の計算時に、繰越内部利益を控除し忘れていたので、復習したい。あとは意味のない損益勘定のT勘を作れるようになること。

まとめ

全体的に広く浅くだが、飽きないのでこれを継続していきたい。

今日から新しい職場の人間になりました。
落ちこぼれないように死ぬ気でついていきたいなあ。

4-13日目

学習論点 : 連結会計、C/F

連結は支配獲得後の持分変動について。
最初は取得も売却も何をやっているのかさっぱり。

取得は、テキストが古いせいで、
解答に"のれん"か出てきていたが、
行基準では持分変動と見なして資本剰余金で
調整するらしい。
売却については、忘れたので再度復習する。

C/Fは初めてだったが、
前の会社でちょっとした講義を受けていたおかげで
事前知識があり、飲み込みは早かった。
T勘の書き方さえ慣れれば、特に問題はなさそう。
連結C/Fは手をつけていないので、頑張りたい。

テキスト最新版買おうかな、、
金ないけど、、

3日目

学習論点 : 連結会計、その他
学習時間 : 120分

連結は段階取得込みのF/S作成だったが、
子会社F/Sの評価替をミスってしまい全滅。
問題文を読まないくせが一向に治らない。

その他は、たまたま蔦屋に中古の1級テキストが
あったため購入し、読んでみた。
支配獲得後の追加取得や一部売却など知らないことも
多かったためためになった。
その後はC/Fなども目を通したが、眠気に負けた。

やはり連結会計を得意分野にして、個別論点を
抑えていきたい。

2日目

学習論点 : 連結会計
学習時間 : 70分

相変わらずS/Sで間違える。
合算と修正仕訳をイメージできてないのが原因。
最初のうちは精算表を書かないとと反省。

段階取得は、何故差額がREにいくのかが謎。
一先ず暗記して、処理を間違えないようにしたい。
資本連結自体のミスはなくなったので、
成長したと思いたい。

学んだこと

投資有価証券 → 連結子会社の時価評価
連子株 / 段階取得に係る差益


とりあえず今日は荷造りを全力で終わらせる予定。
あとやっぱりノートはLIFEだと思った今日この頃。

そもそも

続くかわかりませんが、そもそも何故ブログを
始めたかというと、

1. 純粋に勉強を続けられるか不安なので

新卒で単体、連結、IFRS、監査対応をしてきて、
会計って甘くないなと思いました。
次の会社で落ちこぼれないためにも、
現状を書いたり昔の記事を見て危機感を募らせて
精進していきたいと思います。

2. 気になることや愚痴を吐き出すため

たまにはいろいろ言わせてください。

とりあえず目標は来年6月の日商簿記1級。
商業・会計学は好きなのでなんとかなるだろうが、
工業・原価計算は難しい。
満遍なく勉強して、次の会社で通用するように
なりたい。